速報!
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昨夜は東銀座でお食事会。マニグリエ真矢さんとおっしゃる生きのいいフランス人女性と、その方をご紹介くださった十数年来の知己、下総の菜の花の君と。滋養豊富なる台湾薬膳鍋を囲んで、文字通りの姦(かしま)し状態。
真矢さんは『パリジェンヌの着物はじめ』というご本の著者。閃きにあふれた方でした。同じく丹生谷の十数年来の知己、なか志まや店主中島寛治氏との出会いをきっかけに着物というファッションの面白さにのめりこんだご様子。詳しくはご本をご購読あられたし。
春の陽気の一日も暮れ、丹生谷は菜の花の君とのお目もじとあって、菜の花色の紅花紬に萌葱色の紬八寸帯、春の空の色の帯締めで。コートも紅花紬の春色ミックスツイード調。春のおでかけ着物は愉しさもひとしおです。
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雨も春の匂いがして心が浮き立ちます。丹生谷は春になるといつもこの歌を口ずさんでいます。
When I see the robin wingin',
I always feel like singin';
Spring is in the air.
My every step is swingin',
Sounds of joy are ringin',
Looks like spring is here!Pretty buds with every hour
Opening to flower,
Beauty's everywhere.
Then flowers are bloomin'
And birdies are croonin'
And lovers hand in hand a'moonin'
Suddenly appear!
と、歌詞はまだまだ続きます。記憶が正しければSpring is Here!という題名のこの歌、1960年代、アメリカの高校でグリークラブに所属していた頃、春の音楽会で歌った曲のひとつでした。
春の歓びにあふれていて、春の気分そのもの、丹生谷は40年間、毎年春になると揚げ雲雀のように高らかに歌っております!
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春ですもの、梅が咲けば次は桜です!という勢いで、新しく作り直したホームページについて、弁明させてくださいませ。おわかりにならない方のために、タイトルはプラトン著「ソクラテスの弁明」のモジリアーニ。モジリアーニはモディリアーニとも書かれるが……解説が必要な諧謔は辛うございます。
今回、春に勇気づけられ、丹生谷としてはかなり開き直ってみました。扉に「実績」だの「歴史」だのと偉そうに記し、「フィニッシングスクールとは」などという、これまた真正面から大上段に構えたような文章を掲げております。これまでの丹生谷の流儀とは何かが違う、と感じられた方もいらっしゃるかもしれません。
昨今、巷に「フィニッシングスクール」を称する個人や団体が増え、「フィニッシングスクール」と「セレブ」は同じ領域にあるもの、という風潮の色濃き中で、自分自身のある位置をきちんと表明せねば、と趣向を変えてみました。
「上品」なることは一般には理解されがたい、自らの流儀を少々曲げてでも、主張することはきっちり主張せねば広く伝えたいことも伝わるまい、と身を削っての選択。削ったにしてはまだまだかなり太めですが。
幾度も引用しておりますが、丹生谷の愛読書のひとつ宮本武蔵著「五輪書」から。トリノとは関係ございません。念の為。
世の中を見るに、諸芸をうり物にしたて、我が身をうり物のやうに、諸道具につけても、うり物にこしらゆる心、花実のふたつにして、花よりも実の少なき所なり。
色をかざり、花をさかせて、術とてらひ、或は一道場、或は二道場などいひて、此道ををしえ、此道を習ひて、利を得んとおもふ事、誰がいふ、「なま兵法大疵のもと」、まことなるべし。
「売り物にしたて」たくはなくとも、「此の道を教え」ることこそが我が道。平成の世においては、「利を得ん」こともせずば志も叶いませぬ。武蔵殿にはこれも「まことの道」とご理解いただきたく候。
また、
道において、儒者、仏者、しつけ者、乱舞者、此等の事は武士の道にはなし。其道にあらざるといふとも、道を広く知れば、物事に出であふ事也。いづれも人間において、我道我道をよくみがく事肝要也。
とあること、しかと心得て候えば、我が道をよく磨くことにさらなる精進をいたしたく候。
ありがたきかな、道に迷った時、「五輪書」を紐解けば、必ず正しい方向に導いてくれる言葉がみつかります。
されば皆々様にも丹生谷の開き直った「フィニッシングスクールとは」を今一度ご覧いただき、志をご理解くださいますよう。以上、「桜です」の弁明まで。
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あちこちで梅がつぼみをほころばせています。梅は咲いたか、桜はまだかいな。春は心が浮き立ちます。
春ですもの、とホームページも新しくしてみました。覗いてやってくださいませ。
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あれはいずれの御時であったか、かつ消えかつ結びて久しくとどまらぬはずのうたかた経済に、世がこぞって浮かれおりし頃。某企業から講演依頼を受け、間に入った企画会社の担当者との打ち合わせを終えて、これも浮世の義理、と雑談などいたせし折のことでございました。
折しも
厳島神社が創建以来の大惨事。台風の被害を受け、能舞台も大破したとのニュースに心を痛めていた矢先とて
「○○社のような優秀企業に率先してスポンサーを募っていただき、厳島神社能舞台修復の勧進イベントをなさるなどいかがかしら」
と半ば戯れ言、半ば真摯に提案したところ、三十代前半と思しき担当男性は鳩が豆鉄砲、猫がまたたびパンチを食らったかのようなきょとんとした顔で
「壊れた神社にお金かけて、どんな意味があるんですか」
とのたもうたのでございます。
「どんな意味」って、そんなこと言わずもがな、でしょう。大人なんだから、意図が理解できぬとあらばいっそ笑って流されたがよし。予期せぬ反応に言葉に詰まった丹生谷は
「厳島神社は平家の氏神、篤き信仰の対象、類稀なき美しい建造物ですし、貴重な歴史的文化財、日本国民の財産ではありませんか」
などと相手を弁えぬ大上段に構えた理論展開、担当はますます懐疑的な表情になっていました。
何年か後、能舞台は無事修復工事が完了し、ようやく安堵。さらに後、丹生谷の発案とは無関係なところで勧進興行も催された模様でございました。めでたし、めでたし。
歴史や伝統はかげがえのないもの、何億円、何兆円つぎ込んでも手に入るものではありません。気が遠くなるほどの永い歴史と伝統の積み重ねがあって、ようやく今の世、今の自分があるのです。先人の遺した有形無形の美しきものを大切に受け継いで、次の世に伝えるのはごく当たり前のことだと思うのですが。
歴史や伝統を捨てるとあらば、ただそれに代わるばかりではなく、はるかそれ以上の意味、それ以上の価値がなくては。「グローバリズム」だの「グローバルスタンダード」だなんて、大きいばかりで薄っぺらな言葉に惑わされてはなりません。
戦後60年、あれもこれもと気安く捨ててきた歴史や伝統の断片を、今ならまだ、拾い集め、修復することもできるかと。そう信じております。
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本日発行のシティリビング東京版、「身につけたい!女を上げる日本語」の取材に協力させていただきました。ご笑覧の上で、たっぷり女を上げてくださいませ。
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生きとし生けるものすべてが待ちわびていた春です。
丹生谷は、立春を過ぎるとたちまち本領発揮。役の行者さながらに神出鬼没とあいなります。
某日。五島美術館、館蔵茶道具取合せ展へ。なかなかの展示でございました。
中でも魂に響いたのが、小堀遠州作茶杓、銘「玉川」。同じく銘「清見関」。お茶杓に対して持っていた美意識がふっ飛んでしまいました。「綺麗寂び」というよりも斬新かつ鮮烈な美しさ。小堀遠州にますます心惹かれております。
黒織部沓形茶碗、銘「わらや」。十七世紀の日本にこのような前衛芸術が存在したと知っていたら、ピカソは恥ずかしくって、箱根彫刻の森美術館に並んでいるようなお粗末(失礼)なやきものなど手掛けなかったんじゃないかしらん。これもこれも。感性と美意識の差は歴然。
十二日(日)まで。お近くの方は散策のおついでにいかが。
また某日、三井記念美術館、「日本橋絵巻」へ。
こちらは特別出品の『熈代勝覧』(ベルリン東洋美術館蔵)を始め、お江戸は日本橋の浮世絵や肉筆画が所狭しと並んでおりました。
日本橋絵巻も興味深いものでしたが、丹生谷はこちらの古三島茶碗に心惹かれました。
こちらも十二日(日)まで。二月二十一日(火)からは「三井家のおひなさま」が展示されます。
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お雛様の左右の位置について、コメント欄にご質問をいただきました。下記はその回答です。ご参考になさっていただければ嬉しゅうございます。
お雛様はお内裏様ですから、天皇皇后両陛下をかたどったものですね。陰陽五行の考えでは左が陽、右が陰ですので、本来、天皇は陽である左に位置なさいます。この場合の左とは天皇ご自身からご覧になって、です。
随身も左近(左近衛府)側にご年配の方を飾ります。こちらももちろん天皇からご覧になって、ですね。
ただ、現実の天皇皇后両陛下は、大正年間に、英国式にのっとって位置を交換なさることになりました。その折に、東京ではお雛様の左右も入れ替えたようです。
京都では今でも古来の飾り方で、男雛様を向かって右にお飾りするようです。
私もはるか王朝の華やかなりし内裏を想い、帝を中宮の左、向かって右にお飾りいたします。
昨日ご紹介したお雛様の内、最後の古裂雛は、二十年ほど前でしょうか、どこやらの店先で目に留まり求めたものです。もともとご覧の位置に縫い付けてありましたので、東の方が作られたのですね。
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もうすぐ春!柔らかな雨は春の匂いがして、丹生谷はどきどき♡わくわく♡そわそわ気分が始まっております。
どきどき♡わくわく♡そわそわ気分に少々のワインで、かなりご機嫌な今宵、何の脈絡もなく、丹生谷のお気に入りコレクションをご紹介いたします。
以前から「結び文」の意匠が好きで、紬の着物の背に洒落紋として刺繍していただくなどして遊んではおりましたが。
この「結び文」、初めて上梓した本が『たて書きの手紙』とあって、近年は丹生谷のシンボルモチーフに昇格、この形の物を見るとついついほしくなります。なんといっても自慢なのが、結び文の香合コレクション。
今日ご紹介するのはその一、京焼、金彩七宝紋でございます。華やかさのある、とてもきれいな香合です。
これからも折を見てコレクションを自慢、もとい、ご紹介いたしますね。
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