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2019年4月 7日 (日)

蘭亭序

旧暦弥生三日。
上巳の節供でございます。

王羲之が「蘭亭序」に

「暮春の初め、
会稽山陰の蘭亭に会す。
禊事を脩(おさむ)るなり」

と記したのは
永和九年、西暦三百五十三年、
癸丑の年のこの日。

「是の日や、
天朗らかに気清く、
恵風和暢せり」

空は晴れわたり空気は澄み、
春風がうららかに流れていた、と。

禊ぎを行い、
曲水の宴を張って
流水に觴を浮かべ

觴が流れくる前に
それぞれが詩を詠む。

なんとも優雅なことでございます。

「蘭亭序」の書としての貴重さは
言わずと知れたことですが
書かれた内容も
どうしてなかなか味わい深いもの。

長文ゆえ、全訳には
またの機会に挑戦するとして。

「世殊に事異なりと雖も、
懐(おも)ひを興す所以は、
其の致一なり。

後の攬(み)る者も、
亦将に斯の文に感ずる有らんとす。」

時代が変わり、事物が異なっても
思いを起こすところの所以はひとつ。

後の世にこれを見る人は、
この文に同じく感ずるであろう、と。

後世の人に
思いが伝わるような、
そんな言葉を紡ぎ出したい
ものでございます。

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