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2019年4月 5日 (金)

春にして君を離れ

SONNET 98 ーWilliam Shakespeare

From you have I been absent in the spring,
When proud pied April, dressed in all his trim,
Hath put a spirit of youth in everything,
That heavy Saturn laughed, and leaped with him.

Yet nor the lays of birds, nor the sweet smell
Of different flowers in odour and in hue,
Could make me any summer's story tell,
Or from their proud lap pluck them where they grew;

Nor did I wonder at the lily's white,
Nor praise the deep vermilion in the rose;
They were but sweet, but figures of delight,
Drawn after you, you pattern of all those.

Yet seem'd it winter still, and, you away,
As with your shadow I with these did play.

拙訳:

春、私は君と離れていた。
色鮮やかに装った四月が
万物に青春の息吹を注ぐ頃、
憂いがちなサターンさえも笑い、ともに踊っていた。

だが、小鳥の歌声にも
花たちの色や甘い香りにも
私は夏の物語を語る気にはなれず、
大地から花たちを摘む気にもなれなかった。

百合の白さに心を動かし、
薔薇の深紅を称えることもしなかった。
それらの甘さも美しい姿も
君を真似たもの、君こそが手本なのだ。

時はずっと冬のままに思えた、
そして、君がいないので、
私は花たちを君の影として戯れた。

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