新刊を上梓いたします
6月19日、
『暮らしを磨く美しい言葉〜読むだけで美人になる70のヒント』
発売予定です。
Amazonでご予約受付中。
こんな時期です。
沈みがちな心をリフトアップしていただけましたら嬉しゅうございます。
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6月19日、
『暮らしを磨く美しい言葉〜読むだけで美人になる70のヒント』
発売予定です。
Amazonでご予約受付中。
こんな時期です。
沈みがちな心をリフトアップしていただけましたら嬉しゅうございます。
戯れ古典シリーズ
えせ物語
昔男ありけり。コロナ騒ぎで自粛してありけれど、飲み友達と酒を飲まばやと思ふ。
この男のもとより、友にLINEでかくなむ
少しずつ 胃の腑に入れし まろが酒
過ぎにけらしな 君見ざる間に
男返し
コロナ給付 振込申請も まだ過ぎぬ 酒買えずして ボトル空くべき
など言ひ言ひて、つひにオンライン飲み会してワイン二本空けにけり。
戯れ歌改め戯れ古典シリーズ
ついにその十までまいりました。
それでも平気物語
持続化給付の金のかけ声
事業主無常の嘆きあり。
定額給付のマイナンバー
取得者必須のオンライン叶わず。
外出る者は久しくおらず
飲み会はただ夢のごとし。
高き熱も遂には陽性
ひとへに風邪の前の咳に同じ。
戯れ歌ならぬ戯れ古典?その九
お先真っ暗の公式
春はウイルス。やうやう広がりゆく瀬戸際、マスク配りて、この先成り立つ当ての細くただ引き籠る。 秀麿
夏流行る。クラスターはさらなり。パチンコもなほ人の多く行きちがひたる。ただひとりふたりなど検査するもあほらし。 白妙の敷布
秋にくたびれ。夕日の差して街の中いと暗うなりたるに、酒の飲場へ行くとて、三杯四杯、二人三密避けて飲み急ぐのはあはれなり。まいて生活様式がキツくなれば、人と親しく会へぬは、いとかなし。日入り果てて、病の数や死者の数など出すは、今や言ふべきにあらず、常なり。 秀麿
冬は勤めているやら(ため息)。業績の落ちたるは言ふべきにもあらず。ノロ、インフルとウイルスのまたさらでもいと多きに、ワクチンなど急ぎおこしたるもむなし。コロナになりて、熱頭痛などありても保健所病院たらい回しになりてわろし。 白妙の敷布
戯れ歌シリーズ その八
えせ物語
昔男ありけり。
国よりマスクてふ口覆い二枚に
銭十両賜ると聞きしかどふつと届かず。
はやり病ひとて
みなマスク手作りなどす。
ある人のいはく
「マスクしてといふ五文字を
句の上に据ゑて、待つ心を詠め」
といひければ詠める。
真に受けて
すぎにし時を
首のばし
信じて待てど
てんで届かず
と詠めりければ、また詠める。
待ち疲れ
すでに経済
苦しくも
しっかりせねば
手を洗ひつつ
と詠めりければ、みな人
スマホの上に涙落としけり。
戯れ歌シリーズ その六
届きてのちの心を
在原のなりきり
白マスク 何ぞと人の 問ひしとき
to youと答えて あげなましものを
安倍某 秀麿
白々と 何かと彼の 言ひしとき
妻のこととて 許されぬものを
戯れ歌シリーズ その五
気の小さき
人は今 コロナもしやと マスク取れば
鼻ぞいつもの 香に匂ひける
返し 秀麿
人は朝 病か知らず 確かむる
熱ぞいつもの 値なりける
戯れ歌シリーズ その四
偽者騙り
熱やあらぬ 味もにほひも ただならぬ
コロナひとつに 病める身にして
かのコロナ はやり広まりし やまひなれば
はればれ治る 日をしぞ思ふ
今男秀麿返し
人のあらぬ 春は昔の 春ならぬ
コロナひとつに 様変わりして
むかし、男ありけり。
その男、家に帰るなり衣を替へ、
ことごとしくアベノマスクをとりて、
湯をつかのまに浴びけり。
それを見て、ある人のいはく、
かへるなり きもの脱ぎ捨て つと禊ぎ
はかなきマスクは たびたび使ふ
とよめりければ、みな人、笑ひけり。
戯れ歌シリーズ その三
保菌若衆
味の素のこくまろ
あしびきの やまひを得ての 検査待ち
なかなかなれば 一人ふて寝む
返し 秀麿
あしびきの やまひの日々の 巣ごもりの
長々しきを ひとりきり寝む
次回の「いいね!光源氏くん」
京都編のカフェでのシーンで
背景にいる着物のおばさんは
私です!
光源氏くんとお揃いかと見まごうような
色柄の着物姿でエキストラ出演しておりますので
どうぞお見逃しなきよう。
戯れ歌シリーズその二
国禁馬鹿衆
夏歌
病み人知らず
殺菌せず 鼻口目とか 顔掻けば
向こうの人にも 感染ぞする
返し 秀麿
いつの間に 菌は来ぬらむ あしひきの
やまひとなりて 味覚なくなる
戯れ歌シリーズその一
珍これっきり和歌集
夏歌
題知らず
じっとしていられないってーの 御歌
春過ぎて 夏というのに 白マスク
コロナはびこる 天の下かな
返し
なにゆうてんのー(秀麿)御歌
春過ぎて 夏は来るのか しのぶべき
ころなり今は 明日を信じて
珍これっきり和歌集
夏歌
題知らず
じっとしていられないてーの 御歌
春過ぎて 夏というのに 白マスク
コロナはびこる 天の下かな
返し
なにゆうてんのー(秀麿)御歌
春過ぎて 夏は来るのか しのぶべき
ころなり今は 明日を信じて
どっぷりと深い眠りから
心地よく目覚めたら
朝の光がまぶしい。
哀しい時、辛い時、
涙があふれそうな時は
思いっきり笑う。
愚痴をこぼしたい時は
情感をこめて歌う。
悩みごとはたっぷり寝てから
朝の光の中で対策を考える。
平坦な人生なんて退屈。
紆余曲折あってこそ、
生きることは
いとをかし。
そう言って
自分を勇気づけ
励ました朝。
今朝も元気いっぱいに
目覚めたことを
神様仏様八百万の神々に
感謝します。
節操ないけれど。
おはようございます。
初夏即事 王安石
石梁茅屋彎碕有り
流水濺濺として両陂を度る
晴日暖風麦気を生じ
緑陰幽草花時に勝る
拙訳:
石の橋、茅葺きの小屋、
曲がりくねった川岸。
水がさらさらと
土手の間を流れていく。
陽の光と暖かい風が
麦穂の香りを運び、
新緑の木陰に草が茂る光景は
花の季節よりなお美しい。
初夏 王安石へのオマージュ
青い空
白い雲
折り重なる緑の山々。
さらさらと水が流れ
時折鳥の声が響く。
陽の光が降り注ぎ
若葉をまとった梢を
透き通った風が
やさしく揺らしながら
青葉の香りと共に
過ぎて行く。
きらきらとこぼれる光と
影までが
新緑の色に輝いている。
初夏の風景は
花の季節に勝るとも
劣ることはない。
いよいよ夏ですね。
家中のカーテンを洗って干しながら
春過ぎて 夏来にけらし 白妙の
衣干すてふ 天の香具山
なんて口ずさんでいる朝。
さて、この歌、万葉集に残された
持統天皇が詠まれた御歌は
春過而夏來良之
白妙能衣乾有天之香來山
春過ぎて 夏来たるらし 白妙の
衣干したり 天の香具山
でしたのに、
後年、藤原定家が
新古今和歌集を編纂するにあたり
当世風に書き直しているのですね。
私なら自分の書いたものに
勝手に手を入れてほしくないけれどなぁ。
拙いなら拙いなりに
荒削りなら荒削りなりに
言葉は心を種として生まれるものだから。
薄曇りの朝。
新緑の香りがたちこめています。
おはようございます。
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