夕月夜
処暑から一夜明け
風が爽やかにに感じられる一日でした。
秋吹くはいかなる色の風なれば
身にしむばかりあはれなるらむ
和泉式部
吹きくれば身にもしみける秋風を
色なきものと思いけるかな
紀友則
秋の風は陰陽五行思想から
「素風」とも「金風」とも呼ばれます。
「色なき風」は白、素風のこと。
石山の石より白し秋の風
芭蕉
夕月夜。
色なき風が汗ばんだ肌を
やさしく撫でて過ぎていきます。
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処暑から一夜明け
風が爽やかにに感じられる一日でした。
秋吹くはいかなる色の風なれば
身にしむばかりあはれなるらむ
和泉式部
吹きくれば身にもしみける秋風を
色なきものと思いけるかな
紀友則
秋の風は陰陽五行思想から
「素風」とも「金風」とも呼ばれます。
「色なき風」は白、素風のこと。
石山の石より白し秋の風
芭蕉
夕月夜。
色なき風が汗ばんだ肌を
やさしく撫でて過ぎていきます。
二度寝なされた龍田姫様が
ようやくお目覚めになると
筒姫様は濡れた黒髪を
風になびかせながら
名残惜しげに振り向きつつ
南に向かって去っておいでになる。
姫君の足元に露が散って
白露に風の吹きしく秋の野は
つらぬきとめぬ玉ぞ散りける
文屋朝康
風が白露を吹き散らす秋の野は
緒の解かれた真珠が散っているようだ。
八月朔日。
旧暦ではまだ水無月の半ば、
梅雨も明けぬうちに
もう秋の始まりです。
八朔は
古くは豊穣を願って
初穂をお供えすることに始まり
後にはお米を折敷やかわらけに載せて
贈答して祝った「田の実の節供」。
田の実とはお米のこと、
「頼む」という言葉に
重ねているのですね。
京都祇園ではこの日
舞妓はん芸妓はんが盛装して
お世話になっている
お師匠さんやお茶屋さんに
ご挨拶に回ります。
不肖私こと
Facebookはもちろんのこと、
ここまでの長い人生で授かった
素晴らしいご縁に
ひたすら感謝いたしつつ、
新しい月、新しい季節を
新しい心で迎えております。
何が起ころうと
今日も一日
できることを精一杯。
おはようございます。
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