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2020年11月 8日 (日)

早冬

早冬 白居易

十月江南天気好し
可憐の冬景春華に似たり
霜は軽く未だ殺らさず萋萋たる草を
日は暖かく初めて乾く漠漠たる沙
老柘葉は黄にして嫩樹の如し
寒桜枝は白くして是れ狂花
此の時却って羨む閑人の酔うを
五馬酒家に入る由も無し

拙訳

十月の江南は天気がいい。
冬の景色がまるで春のように華やかだ。
霜は軽く、青々と茂る草をまだ枯らすこともなく
陽射しは暖かく、広がる砂原を乾かし始めている。
老いた桑は葉を黄に色づかせ、若木のよう。
寒桜の枝が白く見えるのは帰り花が咲いているのだ。
こんな時には、閑人が酔っているのが羨ましい。
五頭立ての馬車に乗る身で酒屋には入れない。

白楽天先生、
ちっぽけな自尊心などこの際打ち捨て
馬車を停めて
閑人らと杯を交わしてはいかがでしょう。

この里は冬おく霜のかろければ
草の若葉ぞ春の色なる
          藤原定家

霜は軽く、草はまだ春の色だし。

天地既愛酒
愛酒不愧天

天地が酒を愛するのだから
酒を愛することで
天に愧じることはない。

って
李太白先生も詠じておいでではありませんか。

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