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丹生谷真美のフィニッシングスクール

カテゴリー「旅行・地域」の記事

2017年10月30日 (月)

第十条

忿を絶ち、瞋を棄て、
人の違うを怒らざれ。
人皆心あり、心各執るところあり。
彼是とすれば、則ち我は非とす。
我是とすれば、則ち彼は非とす。
我必ず聖なるに非ず、
彼必ず愚なるに非ず、
共に是れ凡夫のみ。

拙訳:
苛立ったり、憤ったりしない。
人が自分と違うことに腹を立てない。
人には皆考えがあり、
それぞれに自分が正しいと思っている。
人がこれこそと思うことを
自分は違うと思うし、
自分がこれこそと思っても
人はそうではないと思うものだから。
自分は必ず聖人でないし、
人が必ず愚かなのではない。
皆ともに凡人なのだ。

好きだなぁ、聖徳太子。
十七条憲法 、第十条より。

2017年6月30日 (金)

バスクの旅

怠慢にて
旅の記録が滞っております。

今しばらくはこちら をご覧くださいませ。

2017年6月16日 (金)

竜宮城の旅

偉大なる古典を引き合いに出すは
いとおこがましきことなれど。

月日は百代の過客にして、
行かふ年も又旅人也。

不肖私、
片雲の風に誘われ
漂泊の思いやまず、
ここフランスはバスク地方にて
海浜と山並にさすらう日々を
過ごしております。

幼い頃から十年余り通った
カトリックの学校の
修道院発祥の地とあって
バスクはいつか訪ねたい
憧れの地でもありました。

聖地サンティアゴ
デコンポステラへと導く
この巡礼路に
そぞろ神やら道祖神やらが
招くはずとてなく

ヨーロッパに住む
妹夫妻に招かれての
家族の旅でございます。

その風光明媚な土地柄から
王侯貴族の別荘地ともなった
歴史を持つこの地。

花の都パリを発ち
葡萄畑に囲まれた
サンテミリオンを経て
世にも美しき村
アイノアに宿をとり、

皇帝ナポレオン三世ご夫妻が
休暇を過ごされたビアリッツ、
美味しいもので溢れる
サンジャンドリュズ、
バスク地方のヴェルサイユと称される
カンボレバン、
唐辛子の村エスプレット。

眼福、
そして美酒美食の口福と
竜宮城の優雅な暮らしに
帰るべき日常を
ほぼ忘れております。

2017年6月10日 (土)

小旅行

明日は早起きして
パリから南下。

歴史あるワインの産地として
そして
世界遺産に登録された
美しい景観でも知られた町、
サン=テミリオンへと移動します。

車は二台、
一台は妹の夫が運転、
もう一台は妹が運転して
姉と我が娘と私が同乗。

行ってまいります。

2015年8月19日 (水)

Be careful of your thoughts.

Be careful of your thoughts, for your thoughts become your words.
Be careful of your words, for your words become your deeds.
Be careful of your deeds, for your deeds become your habits.
Be careful of your habits, for your habits become your character.
Be careful of your character, for your character becomes your destiny.

2015年4月 9日 (木)

四月がそのやさしきにわか雨を
三月の旱魃の根にまで滲みとおらせ、
樹液の管ひとつひとつをしっとりと
ひたし潤し花も綻びはじめるころ、

の一節で始まるのは
ジェフリー・チョーサーの『カンタベリー物語』(桝井迪夫 訳)。
「ちょうどそのころ、人々は巡礼に出かけん」
とカンタベリーへの長い旅が始まります。

難波江のよしあしゝとも旅なれば
おもひたつ日を 吉日とせん

弥次郎兵衛と喜多八が「伊勢参宮と思ひたち」
「東海道へとでかけ」たのは、如月半ばのこと。

松尾芭蕉が「春立てる霞の空に」「漂泊の思いやまず」、
白河の関を越えたいと奥の細道へと旅立ったのも、
旧暦の三月二十七日のことでした。

洋の東西を問わず、
春は旅への憧憬が人を駆り立てるものらしい。

百花が咲き競う春。
心がむずむずと浮き足立って、
花を追って旅立ちたい思いに駆られます。

春一番の西風に誘われて
キュプロス島まで運ばれたのはアフロディーテでした。

しなければならないことが目の前に高く積みあがって
今にも崩れ落ちてきそうだけれど!
きらきらとこぼれる陽射しに誘われて
多摩川台公園辺りまで運ばれてみるか。

明るい空にうっすらと浮んだ雲が
穏やかな午後です。

よい時をお過ごしください。

2014年3月22日 (土)

富士山

雲を冠に頂き
雪と光と影をまとった
富士山の
気高い美しさに
心が洗われた一日。

ついでに
オペラ座の道化師
みまさんの
ブラヴォーな笑いに
心がはじけました。

イエスタデイ@河口湖
オルゴールの森美術館。Fuji

2012年9月 3日 (月)

無題

悲しい思いをするのは
誰かのせいや
何かのせいではなく、
いつも
自分自身の足りないところ、
至らないことから。

足りないところは少しずつでも足していき、
至らないことは少しでも心を尽くして、
そうやって前に進んで行こう。
雲が流れて、南から
青空がどんどん広がっています。

今宵は十七夜、
立待の月。

月一輪星無数空緑なり
        正岡子規

2012年3月10日 (土)

京都教室

京都で教室を開いたのは
2006年10月であったかと。
毎月の上洛もかれこれ
足掛け6年になります。

昨日の京都は小糠雨。

教室としてお借りしている
円山公園上のお宿吉水の
すぐ下にある梅苑で
音もなく降る春の雨に濡れて
天を目指して伸びた枝いっぱいに
こぼれんばかりに咲いた
紅・白・薄紅の彩りの梅の花の
なんと艶やかであったこと。

今日の授業は昼下がりから。
昨宵には雨も上がったことで
芳しい香を漂わせてくれるかしら。

君ならで誰にか見せむ梅の花
色をも香かをも知る人ぞ知る
            紀友則

2012年2月 9日 (木)

フィニッシングスクール@京都教室

明日明後日は、京都で教室のため、上洛。

京都では、この場所、「お宿吉水」をお借りしております。

(画像は初夏の頃でしょうか、こちらのサイトからお借りいたしました。)
Photo

円山公園の上も上、五分も坂を下れば八坂神社、八坂さんを出れば祇園の繁華街という位置にあって、下界の喧騒が嘘のような静かな空間です。

寒い季節は、薪ストーブの燃える火が心地よいし、夏は梢を抜けてわたる風が爽やかです。

今回も、厚いソックスと貼るタイプのカイロは必需品。

準備万端整えて、行ってまいります。

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