カテゴリー「花」の記事

2009年4月 6日 (月)

眼福ここに至れり

April2009_015 本日の桜。眼福ここに至れり。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月 3日 (金)

眼福

April2009_007君子は南面するそうですが、俗人の住まう我が庵は北側が入り口、故あって大通りに面しております。

大通りを隔てて正面に見える桜もそろそろ見頃。出入りするたびに眼福にあずかっております。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月 4日 (水)

そして、レンテンローズも。

玄関脇の前栽のレンテンローズも、四旬節を待ちきれずにつぼみを開いています。

四旬節、即ち「レント」とは、キリストの復活祭までの40日間のこと。灰の水曜日で始まります。主日である日曜日は数えませんので、実質的には40日以上になります。

今年は2月25日が灰の水曜日。まだまだ3週間も先のことですのに、この花も、春を待ちきれずにいたのですね。Blog2009_006

| | コメント (0) | トラックバック (0)

立春

待ちかねておりました佐保姫様の御成り。空気までふんわりと柔らかな手触りです。

我が庵の紅梅「なにはづ」も、ようやくほころび始めました。

Blog2009_002_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年3月31日 (月)

花に嵐

夜来風雨の声。雨が降っても風が吹いても、桜のことが気にかかります。

でも。

雨よ降るな、風よ吹くな、と祈るのは人の心。

桜は、冬の間じっとたくわえていた命の力を
思い切り花と咲かせ、惜しみなく散るばかり。

潔く咲いて、潔く散っていく。

散ればこそいとど桜はめでたけれ
うき世になにか久しかるべき 在原業平

花発(ひら)けば風雨多し
人生別離足る  于武陵

花に嵐のたとえもあるさ
さよならこそが人生だ  井伏鱒二訳

まだ咲きはせぬか、と待ちわびて、
咲けば咲いたで、どうぞ散ってはくださいますな、と。

人の心は落ち着かぬ花の季節でございます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月26日 (土)

佐保姫様おなり

駅までの道で。梅の古木が、風に震えながら、枝一杯に濃き紅の花を咲かせていました。陽あたりがいいせいでしょうか。この梅はいつも、どの木よりも早く春を歌いだします。

同じ道で。産毛に包まれた白木蓮のつぼみが、心なしか数日前よりふくらんでいるように見えました。

我が庵の紅梅「なにはづ」も、日毎につぼみをふくらませています。

佐保姫様のおなりも間近ですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月 8日 (月)

秋の風

窓を開けていると、風が運んでくる金木犀の香りが、部屋いっぱいに広がります。

オリーブの樹が初めて小さな実をつけました。Oct807_001環八に面した玄関の片隅で、鉢に植えられて、早八年はたったでしょうか。なんとも健気、いじらしいではありませんか。

お隣の鉢では、秋明菊、別名貴船菊が次々に花を咲かせています。後に見えるのは紫式部。
Oct807_003












五月頃、気まぐれに買い求めた茉莉花。夏の間に蔓をどんどん伸ばしたので、フェンスに絡まった状態のまま、大きな鉢に植え替えました。金木犀の香りと相まって、我が庵の玄関は、今、甘い香りに包まれています。Oct807_004

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月11日 (月)

雨の降る朝

道端に植えられたアガパンサス、和名は紫君子蘭。

数日前まで、花茎をぐんぐん伸ばしておりましたが、今日は薄い包みを解いて、しとしとと柔らかな雨の中、うっすら色づいたつぼみを覗かせていました。
June2007_020


薬玉のようなまぁるい花になるまであとひと息。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月10日 (日)

香る花

雨上がり。しっとりと湿った風が、どこからか甘い香りを運んできます。梔子(くちなし)がつやつやとした象牙色の花を開いているのですね。

雨の季節の花は、彩りでは一に紫陽花。鉄線や菖蒲の紫も薄曇りの空に映えます。

香る花は一に梔子。橘もこの時期に香り高い花を咲かせますが、残念ながら、東京ではあまり見かけることがないようです。

帰り来ぬ昔をいまと思ひ寝の夢の枕に匂ふたちばな 式子内親王

過ぎた昔が帰るものなら、と思いつつ寝ると、昔のままの夢を見た。はっと目が覚めれば、夢はただの夢。枕辺に夢の残像のように、懐かしい橘の香りがうっすらと漂っている。

なんとも耽美的にして幽玄な一首。透き通るような美しさは、まさしく新古今和歌集の世界です。

あえかなため息のように、はかなく繊細な歌風が持ち味の式子内親王の和歌。数多く残された歌の中でも、丹生谷のお気に入りの一首です。

橘の香りはかつての恋人の「袖の香」なのです。古今和歌集の古歌、

さつき待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする 詠み人知らず

を前提にしていることは、申しあげるまでもありませんね。「花橘」の古歌は、本歌取りされることの多い歌です。

いつの世も、花の香りは心の糸を掻き立てるもののようです。

香りで遠くからもそれと知られる花は、春まだ浅き頃の梅、沈丁花、春を惜しむ頃には藤、初夏に咲く梔子、秋の金木犀。

どれも甘い花の香りですが、その甘さもそれぞれです。

梅は凛とした気品のある清々しい甘さ。

沈丁花は可愛らしい清純な甘さ。

藤はしっとり艶な風情の大人の色香。

梔子は思春期の少女のような甘ったるさ。

金木犀はすっきりと、透き通った香り。

雪柳の香りは、梅かと紛うほど梅によく似ていますが、梅ほど遠くまでは香りません。

薔薇や百合は室内ではむせぶまでに甘く香るのに、青空の下では、藤の花のように妖しいほどに広がらないのは不思議です。

雨上がりの濡れた空にたちこめる梔子の甘い、誘うような香り。雨の季節も、いとをかし、ではありませんか。

薄月夜花くちなしの匂ひけり 正岡子規

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月 5日 (火)

十薬こと、どくだみの花

お玄関に十薬、どくだみの花を飾りました。前栽の躑躅に隠れて自生しているもの。清楚できりりとした表情が、ガラスの水盤によく映ります。

昨年6月20日にも、同じ水盤にどくだみを飾っておりました。右のサイト内検察ツールにて「どくだみ」で検索すると、その記事をご覧いただけます。ご参考までに。

Dokudami_004_2

どくだみが十薬と呼ばれるのは、十種の薬効あり、とされることから。整腸、、利尿、解毒、のほか、高血圧・動脈硬化予防、など。こう見えても相当の働き者です。

こんなにきれいな花を咲かせながら、あの独特の匂い、そして神秘的な力を持つ不思議。自然のなせる業は計り知れません。

どくだみや真昼の闇に白十字 川端茅舎

 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年5月29日 (火)

紫陽花の彩り

May29_001

あじさ~い~♪
とここは、ミュージカル『南太平洋』より、「バリハイ」の節で歌ってくださいませ。「バリハイ」をご存じなくば、詮方なきことにて、ご放念くださいますよう。

今日も雪谷までお散歩の道すがら、花を愛でたりなどして。

環八沿いガードレール下の狭い地面に植えられた紫陽花ながら、水彩画やパステル画にも似た穏やかで優しい色合いは、思わず足をとめるほどに美しゅうございました。自然の技は、かくも大胆にして繊細なり。

May29_007

なんて爽やかで涼しげな彩りでしょう。布が藍甕をちょっと覗いただけのうっすら薄い藍、という意味の甕覗(かめのぞき)よりも、さらにはかなげな淡い青の匂(におい)。

かすかに紫を帯びているので、甕覗と言うよりは、紅掛空色(べにかけそらいろ)でしょうか。

「匂」は、濃い色から薄い色へのぼかしのことです。

May29_011

開きかけた花弁の縁をほんのり紅に染めて、恥じらうような風情、なんとも言いがたし。銘「初恋」としてみました。

誰に見しょとて紅鉄漿(べにかね)つきょぞ。みんな主への心中(しんじゅ)立て。

鉄漿はお歯黒。紅と鉄漿、お歯黒ですから、お化粧のこと。

恋の手習い、つい見習いて。歌舞伎舞踊でもおなじみの長唄『京鹿子娘道成寺』の一節を思い浮かばせる可憐な花でした。

May29_014

薄色の額紫陽花(がくあじさい)。額紫陽花は周囲の装飾花だけが大きく開きます。こちらは八重咲き。銘「夢見る乙女」など、いかがでしょう。額紫陽花は紫陽花の原種だそうな。

薄色は浅紫のことを言います。「すべて、なにもなにも、紫なるものは、めでたくこそあれ。花も、糸も、紙も」と言い切ったのは清少納言でした。

May29_016

同じ株の額紫陽花、こちらは少し青みの退紅(たいこう)。どちらもロマンティックな彩りですね。

ふた色に染め分けられた色彩が空の色に映えて、立ち止まって愛でずにはいられない愛らしさでした。

紫陽花の淡く柔らかな色合いも、日毎に深みを増しています。梅雨の季節も間近ですね。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年5月20日 (日)

夏の色

まぶしい陽射しの中、立葵(たちあおい)がぐんぐん背を伸ばしています。May_009_1

夏を待ちきれずに開いた花の、このみずみずしさはどうでしょう。陽の光を浴びて、鮮やかな夏の彩りに輝いています。ぜひともクリックなさって、大きな画像でご覧くださいませ。

May_012_1

こちらは額紫陽花(がくあじさい)でしょうか。固いつぶつぶのつぼみが愛らしいですね。

May_011_1

そして紫陽花。ゆるみ始めた蕾のふちがほんのり薄紅色に色づいて、なんと可憐なこと。

May_013_1

以上の写真は、本日昼下り、雪谷まで歩いた途中の環八沿いで撮影。

ガードレールを囲むわずかな土に根を張って、ひたむきに花を咲かせる、どれもけな気ないとおしい命です。

空も木も花も、少しずつ夏の色に染まっているのですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年5月 6日 (日)

芍薬

April2007_031テーブルの上には大輪の珊瑚色の芍薬を五輪、青磁の梅瓶(めいぴん)に入れました。花弁を開き、しべを覗かせた姿は、作り物かと見紛うほどのあでやかさです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

赤詰草

April2007_037_1 ご近所の空き地に咲いていた赤詰草(あかつめくさ)。

あんまり可愛らしいので、一株持ち帰り、お玄関に飾ってみました。

今の季節に始まり、夏はいつも大活躍してくれる涼しげなガラスの水盤に。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年4月24日 (火)

おしるしの花

薄曇の空、湿り気を帯びた空気に藤の花の甘い香りがたちこめています。April28_004_1

藤の薄紫、山吹の黄、躑躅(つつじ)や石楠花(しゃくなげ)の紅の濃き淡き、草木の萌葱が、しっとりと煙ったような空の色に色鮮やかに映えて、逝く春を惜しむ心を誘います。

都会にあらずば、そろそろほととぎすの声を懐かしむ頃でしょうか。

April2007_028 百花繚乱のこの季節、百花の女王、富貴草の異名を持つ牡丹は艶やかな美しさですが、牡丹に似た八重咲きの芍薬の、重なる花弁の縁がほんのり淡紅に染まった佇まいには、かつては自らの「おしるしの花」としていた花だけに、格別に心惹かれます。

「おしるしの花」は丹生谷流の風雅なる言葉遊び。社中では門下生ひとりひとりに、それぞれのおしるしの花を決めております。

この遊びについては、拙著『あなたが花になる美しい日本語』、第三章「言葉の宝石箱」、『美しい人の美しい手紙』、第五章「心をこめる、手紙のおしゃれ」でも触れておりますので、ご覧くださいませ。

皇室の方々はそれぞれのお身の回りのお品物につける印章、「おしるし」をお持ちでいらっしゃいます。一般の家紋に代わるものですね。

Mysecondbook_1  天皇陛下は鳳凰の棲むといわれる格調高い木、桐の別名である榮(えい)がおしるし。皇太子殿下は梓。かつては弓にも版木にも、また手紙を結んで運ぶことにも使われていた木ですから、文武両道の木とも言えましょうか。

美智子様は白樺、雅子様は浜茄子、紀子様は檜扇菖蒲。おしるしには木や花、植物が選ばれます。Photo_2

この「おしるし」になぞらえて、ご自分の持ち物のすべて、例えばペンケースや手帳から机や椅子の家具に至るまで、家紋に代わる花の印章、「おしるしの花」をつけると想像してください。さてどんな花がふさわしいでしょう。

花にそれぞれの美しさがあるように、人にもまたそれぞれに美しさがあります。

好きな花を選ぶのではなく、人がおしるしの花を見ただけで「あの方のものね」とわかるような、あなたらしい、でもちょっとだけ背伸びをした花をお選びくださいませ。

これまでに「あなたって○○の花みたい」と言われたことがおありでしたら、その花をおしるしになさってはいかが。

丹生谷が考案した遊びですので、約束ごとも丹生谷の一存にて好き放題に決めております。

お約束その一、四十代後半までは草の花とし、木の花は不惑を過ぎてから。木の花は、丹生谷の感覚では草の花よりも格が上なのです。勢いばかりの年齢にはふさわしくない大人の趣きがありませんか。

木の花の中でも薔薇や山吹の灌木系は、三十代後半で許される場合もあり。この辺りはその方の個性や雰囲気によりますね。

お約束その二、ラナンキュラスやカンパニュラといった舌がもつれそうな名前の西洋花は、「どうしてもこの花でなくては」という必然性のない限りは避けたいところ。これも個性や雰囲気次第ですが、まずは和花から探すのがよろしいかと。

Umekomazawa_022 この言葉遊びで、皇室の方々に丹生谷が独断でお選びしたおしるしの花。美智子様には白梅、雅子様は紅薔薇、紀子様は撫子。香淳皇太后様は桃の花のような方でいらっしゃいました。

丹生谷は五十路を迎えて以来、淡紅色の縁どりの白い芍薬を卒業して、申しあげるのもいとおこがましきことなれど、白木蓮を我がおしるしとしております。還暦も近くあれば、多少の厚顔ぶりは許されたし。3707_010

おしるしの花にふさわしい自分でありたい。そう思うと、浅ましい考えや行動は慎みたくもなろうというもの。

春、桜に先駆けて白木蓮が象牙色の花を天に向かって咲かせる姿を目にするたび、自分もまた背すじを伸ばして、信じることのためにまっすぐな心でいたい、と志を新たにしております。志ばかりは春ごとに膨らんでいるのですが。

木に咲く蓮のように清雅なる姿が、楽の音を奏でながら宙を舞う飛天を思わせる木蓮。洗練された気品ある佇まいに憧れます。

羅(うすもの)や人悲します恋をして 真砂女
で知られる俳人の鈴木真砂女さんは、自らを紫木蓮に譬えていらっしゃいました。

戒名は真砂女でよろし紫木蓮 真砂女

紫木蓮の艶やかさそのままでいらした真砂女さん。墓碑に刻ませた句の通り、九十六歳の春、紫木蓮の咲く頃に亡くなられました。

願はくば花のもとにて春死なむその如月の望月のころ 西行法師

と詠った西行法師も然り。自らが願った通り、好きな花が咲く中で最期を迎えることが叶うとは、なんという福果でしょう。

白木蓮は辛夷(こぶし)と見分けがつかない、という方がいらっしゃいますが、よくご覧いただければ、辛夷は田園風景が似合う天真爛漫な花。しっとりと咲く木蓮とは趣きが異なります。

桜はもちろんのこと、花海棠、藤、牡丹、と好きな花は数多(あまた)あれど、木蓮と芍薬は我がおしるしの花ゆえ、見つめる眼差しから柔らかく、優しくなるようです。

花の季節ですもの、お休みの日には、花の図鑑を紐解くなどして、あなただけの「おしるしの花」をみつけてくださいませ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年4月23日 (月)

光と風と花と

April2007_007 April2007_005 二十日、穀雨(こくう)。風強し。亀戸天神の藤、五分咲きなれど、風に揺れる姿はまことに艶なり。風に流るるゆえか、香りは思ふほどにあらず。

二十三日。今朝に至りても、いまだ風止まず。

April2007_010_1前栽に植へし宝鐸草(ほうちゃくそう)がそこここに芽を出し、そのおびただしき勢ひに驚く。

April2007_012_1浦島草、同じ前栽、陽の射さぬ北向きなれど、この春も小さき命をすでに三寸ほどに背伸ばしたれば、いとほしくもあはれなり。

April2007_009_2牡丹の葉と見紛う若葉は華鬘草。日一日と背丈を増し、花芽の出るを待つもまた愉し。

光と風と花と。さも麗しき季節なるかな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年4月 4日 (水)

春暁

東側の窓がほの明るくなる頃。小鳥のさえずりならぬ「春への憧れ」、歌姫の澄んだ歌声で目覚め、「夜来風雨の声、花落つること知りぬ多少ぞ」と呟く朝が続きます。心落ち着かぬ春でございます。

「夜来風雨声」は周知の如く、孟浩然の五言絶句より。

春眠不覚暁
処処聞啼鳥
夜来風雨声
花落知多少

「花落知多少」を丹生谷は「花落つること知りぬ多少(いかほど)ぞ」と読みくだすべく学んだものと記憶しておりますが、「花落つること多少を知る」を正しいとするご意見もあるようです。

風と雨に加えてこの寒さ。今朝は窓ガラスが結露しておりました。都心ではみぞれが降ったそうな。

凍えても、吹かれても、やがては散るからこそ気にかかる桜です。

散ればこそいとど桜はめでたけれ うき世になにか久しかるべき

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2007年3月29日 (木)

春、春、春!

宵の内から早くも中天に昇る十日ばかりの月を見上げつつ、地元、多摩川台公園の夜桜を視察に。

亀甲山古墳側広場、二分から三分咲き。北側はまだまだこれから。週末から来週一杯が見頃となる模様。

と浮き立つ心を抑えて、クールに書いてみたけれど。

大気に満ちた甘酸っぱい春の匂い。枝という枝に歓びを噴き出す桜の生命の勢いのいとおしさ。ふわふわと柔らかな花越しに眺める月の清らなること。

陽が落ちて久しいのに、寝る間を惜しむ小鳥たちの歌声が聞こえてきます。

花になって咲き出したいような春です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年3月27日 (火)

さまざまのこと思ひだす桜かな

薄曇の今日。

駅からの道を、家々の庭に咲き始めた桜を確かめながら帰宅すると、郵便受けにきれいな和紙の封筒がありました。

見慣れたなめらかな字は、門下生、図書頭(ずしょのかみ)殿の御手。

「入院していた父が一度病院を脱走したことがあります。

桜の季節でした。

父は虎ノ門病院を抜け、千鳥が淵の桜を観に行ったのでした。

それが父にとって最後の桜になりました。

以来、私はこの季節には毎年皇居のあたりを歩きます。

さまざまのこと思ひだす桜かな

芭蕉はうまいことを言います。」

ああ、そうだった。亡くなった父も、よく国立がんセンター病院を抜け出していたっけ。

脱出しては、銀座の虎屋でお汁粉を食べていた。

……。

さまざまのこと思ひだす桜かな 

本人の名誉のために書き添えておきますと、父は花鳥風月を愛し、風雅を解する人でもありました。

野鳥が好きで、庭に餌を置き、ヒヨドリやらメジロやらオナガやらがやってきて餌をついばむ姿を観察し、近くの宝来公園まで散歩しては、池の水鳥を眺めておりました。

水鳥も愛らしいのですが、丹生谷が個人的に観察したいのはおおどりーかしら。はずしてごめんなさい。

実家から通りを隔てた向こうは多摩川台公園、五世紀前半築造の古墳群で知られる大きな公園です。

この公園は桜も見事、花の季節には、通りを隔てて我が家の庭まではらはらと花びらが舞い散ります。

庭にも大きな桜の樹があって、春風に、静心なく花の散るらん、庭中が『金閣寺』雪姫の舞台さながら、桜、さくら、サクラ、の薄紅色に染まります。

公園の見晴台広場から、今は昔、芽吹きの季節に父と観た富士山は、遠く霞んで、美しい姿でした。

さまざまのこと思ひだす桜かな 芭蕉

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年3月18日 (日)

さくら

18日だなんてあせらせておいて、23日に修正したり。暖冬の挙句がこの風の冷たさ。気になる桜の開花状況は、こちらをご覧くださいませ。

靖国神社の桜は今日、咲き始めたそうです。

世の中にたへて桜のなかりせば春の心はのどけからまし 在原業平

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年3月15日 (木)

花の名前

我がいじらしくも狭き庭の片隅に、昨年来鉢のままほおってあったレンテンローズが、春先から、葡萄酒を薄めたようなやさしい色の花を次々に咲かせています。まことにけなげなり、と玄関先に昇格いたしました。

March07_027 このレンテンローズ、世にはクリスマスローズと呼ばれているのが、丹生谷にはどうにも解せない。

クリスマスローズと形状はそっくりではありますが、今の時期、即ち四旬節(lent)の期間に咲くのはレンテン(lenten)ローズです。

四旬節とはキリスト教の灰の水曜日から復活祭までの40日間のこと。キリストの受難を偲んで、謹んで過ごします。

四旬節が明け、復活祭を迎える歓びを、花の咲き乱れる春を迎える歓びに重ねているのですね。

春を待ちきれずひっそりと咲く花ですのに、クリスマスと呼ぶことに誰も疑問を感じないのかしら、とかねてより腑に落ちずにおります。

クリスマスローズはレンテンローズより背が低く小ぶりで、冬、クリスマス時期に白い花を咲かせます。

花の名前のひとつひとつにも謂れがあります。名前を知ると、いとおしさが増しませんか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年3月 7日 (水)

今朝、田園調布界隈にて。

3707_007 左は辛夷(こぶし)。今にも咲き出しそう。

3707_009 右、木蓮。満開です。

3707_012_1 そして駅舎の上の空に浮かぶ雲。

のんびりと
どこに行くのでしょう。

おおい雲よ 
ゆうゆうと 
ばかにのんきさうぢゃないか
どこまで行くんだ 
ずっと 
いわき平のほうまで行くんか
                          山村暮鳥 「雲」


山村暮鳥のように呼びかけてみたい、ふんわりのんきそうな雲でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年3月 6日 (火)

桜の開花予想

Sakura_japan_1 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

啓蟄

春の嵐が過ぎ去って、陽の光も風もふんわりと柔らかい今日。ご近所の木蓮は一斉につぼみを開いています。

梅の香りが沈丁花に替わり、やがて辛夷(こぶし)や木蓮が固いつぼみをほどくと、いよいよ桜のひとり舞台。

その桜が散り始める頃には、椿、藤、牡丹、山吹、海棠、蘇芳、石楠花(しゃくなげ)、躑躅(つつじ)、と花の輪舞が始まります。続いて、芍薬、菖蒲、梔子(くちなし)、紫陽花。花の名前を数え上げるだけでわくわくいたします。

花の季節は心が前のめり、梅の咲き出す頃から、はやる心をいったいどう抑えたものやら。

春は前のめりの丹生谷ですが、お雛様に関してはかなりのんびり。おっとりと旧暦の上巳の節句まで、飽かず眺めて愉しむ予定です。

今年の弥生3日は4月中旬過ぎ。桃の花がすっかり散り終わってしまうまで、愉しめそうです。

今日は啓蟄。虫たちも目覚める春です。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007年2月25日 (日)

沈丁花

吹き荒れる北風に、如月の始めに画像でご紹介した我が庵の紅梅はすでに見る影とてなし。

咲き初めた沈丁花も、哀れ、打ち震える今日の寒さです。

沈香(香木)の香りを持ち、丁子(クローブ)に似た花を咲かせることから名づけられた「沈丁花」の英名はDaphne。

月桂樹とは、そもそも目(もく)からして違う植物。異目、異科、異属、異種なのに、アポロンの求愛を拒んで月桂樹に姿を変えた美しいダフネの名前で呼ばれるのは不思議なこと。清らかな香りをダフネに見立てたのでしょうか。Daphne

こちら、ベルニーニのDaphne3『アポロンとダフネ』。

そして右、ティエポロ画、『アポロンとダフネ』です。

もう一点、こちらはマラッティ画。Daphne4

冷たい風に凍えながら春の香りを漂わせる沈丁花の可憐さを思い浮かべて、ご鑑賞くださいませ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年2月 1日 (木)

我が庵の紅梅

020107_005 昨日の暖かさで一輪、つぼみをほころばせたと思ったら、今朝はこんなに。澄んだ香りを漂わせております。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年1月12日 (金)

春遠からじ

11107_012 11107_011

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月 7日 (木)

臘月の香り

127_003 臘梅と水仙がむせぶほどに香る中、うっとりと酔うようにパソコンに向かっております。

水仙は一昨日求めたものが今日はあふれんばかりに咲きこぼれ。127_005

臘梅は昨日、門下生の淡紫の君より、たっぷりと抱えきれぬほどに賜わりしを、ふたつの大きな花瓶に分けて入れ、余った小振りの枝数本をこちらの梅瓶(めいぴん)に。

127_001

どちらも臘月の、ぴ、と張り詰めた冷たい空気に似つかわしい澄み切った香り。

窓の外では侘び助が咲き初(そ)めております。拙著『たて書きの手紙 』、見開きの写真で、文机に飾られておりますのは、この侘び助です。金を含んだ乳白色のガラスの花入れは、市川団十郎丈襲名の折のお配り物であったとか。三舛の紋が入っております。

年の暮れも近づいてまいりました。

127_007

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月19日 (木)

101906_002_1 萩の露玉にぬかんととれば消ぬ よし見む人は枝ながら見よ  詠み人知らず

萩の露がまるで真珠のようなので、糸に通して首飾りにしようと試みたんだけれど。手で取ろうとすると消えてしまうんですもの。ご覧になりたければ、枝についたまま、どうぞご覧になってくださいませ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月14日 (土)

秋桜

今日のお花は秋桜と吾亦紅。

「コスモス」はギリシャ語で秩序ある世界のこと、混沌や混乱を意味する「カオス」の対義語です。

哲学的な名前など意にも介さぬ楚々とした佇まいで、かすかな風に揺れる姿もいとをかし。101406_007

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年9月30日 (土)

長月晦日 秋の花

Pict0010 Sept20006_007 お玄関。秋明菊、ほととぎす、吾亦紅(われもこう)。

秋というのに、勢いにあふれてしまいました。

床の間に見立てた棚にも秋明菊とほととぎす。

ほととぎすは、花の赤紫のまだらがほととぎすの胸のまだらに似ていることからの名称です。

テーブルにも秋明菊と吾亦紅だったりして。

Sept20006_011秋明菊は別名、貴船菊とも呼ばれます。秋の貴船、流れる水の音が思い浮かびます。

吾も亦紅なりとひそやかに 高浜虚子

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年9月21日 (木)

秋の風

柔らかな風が金木犀の甘い香りを運んできます。

雲のたなびく青い空を背景に、薄がきらきらと金色の穂を揺らしています。

秋ですね。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2006年8月18日 (金)

夏の花

青磁の掛花入に竜胆。Aug18_001 かなり唐突ですが廊下の壁に飾ってみました。

お玄関には両手にいっぱい、抱えきれないほどの百合、マルコポーロを、細長い瓜のような形をした青白磁の花瓶に。「うりんぼう」などと似つかわしくない銘で呼んでいるこの花瓶は、以前、我が尊師、川瀬敏郎先生にお譲りいただいたものです。

「うりんぼう」はどちらの方言かは知らねど、生まれたばかりの仔猪(いのしし)のこと。ころころおでぶのちび猪は、縞々があって、瓜に似ているから。

よく見れば、写真の青磁掛花入も縞々こそないけれど、ころころちびのうりんぼうみたい。まるまる太って、なんとまぁ愛らしいこと。

食卓には小ぶりの向日葵を、アンティークのヴェネチアンガラスの花瓶に。こちらもあふれんばかりに。

蒸し暑い夏は、花も息苦しそうに喘いでいるようです。つい長持ちするお花ばかりを選んでいたりして。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年7月 2日 (日)

半夏生

July_010 夏至から数えて11日目の今日は、半夏生(はんげしょう)。

一昨年でしたか、わが庵の前栽に植えた半夏生も、小さな花穂をつけ、白くお化粧した葉が涼しげです。

July_013_2 半夏生が、花に近い葉だけを白く「半化粧」するのは、目立たない花ゆえに、葉を飾って昆虫を誘うためだそうな。まことに命ほどの不思議がありましょうか。

半夏生の隣では水引が、青々と勢いよく生い茂っています。

下の画像は「津軽小町」という愛らしい品種名の擬宝珠(ぎぼうし)。 津軽小町の右下にちらっと見える葉は斑入りの露草。これも一昨年植えたものです。外来種の紫露草よりも楚々とした姿が可憐で好き。

ほんのちょっぴり残っている地面に、今年は秋海棠を植えようっと。

July_012

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年6月20日 (火)

どくだみの花

June_026  

どくだみの花も飾ってみると、みずみずしい葉に包まれた白い花の清楚な様子が、いかにも涼しげで愛らしい。

十薬と呼ばれるほど役に立つ可憐な花なのに、毛嫌いしては可哀そう。

前栽の傍らに茂っているどくだみを、いつものガラスの水盤に水を張り、どこかで拾ってきた小石で留めてみたら、「まぁきれい」と褒めていただける花になりました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年6月11日 (日)

京鹿の子

あちらもこちらも京鹿の子。June_001 可愛らしいのでつい。

June_003

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年5月24日 (水)

造物主は偉大なる哉

April28_029

芍薬。あでやかです。

こちらはお玄関で人を待つ花、山紫陽花と太藺。浅緑のガラスの水盤に。ミルクを溶かし込んだような爽やかな色のこの器、今日の風と空によく似合いますね。

May26_003

花はどれも惜しみなく精一杯美しく咲いて、人の目を愉しませてくれます。美しさを愛で、飽かず眺めつつ、万物を創り給うた神々の大いなることを思わずにはいられません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年5月17日 (水)

芍薬

April28_013 大好きな芍薬。芍薬の気品ある姿には青磁や白磁の花入の滑らかな質感がよく似合います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年5月 5日 (金)

惜春

ぬれつゝぞしひて折りつる年のうちに春はいくかもあらじと思へば  
                                  
 在原業平

April28_001「やよいのつごもりの日、雨のふりけるに、藤の花を折りて人につかわしける」と詞書にあります。

こんな歌を藤の花に引き結んで贈られてみたい。

けふをのみ春とおもはぬ時だにも立つことやすき花のかげかは
                             
 凡河内躬恒

| | コメント (0) | トラックバック (0)

端午の節供

光も風も青々と透き通るような今日。

お玄関には浅緑のガラスの水盤に花菖蒲。床飾りは「行雲流水」のお軸といつもの青磁の杯洗に梅花空木。

April28_018_2 April28_016_1

行く雲や流れる水のように、とらわれない、執着のない、自由な自分でありたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年4月30日 (日)

藤波

April28_004 わがやどの
池の藤なみ
さきにけり
山郭公
いつかきなかむ


詠人しらず

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年4月25日 (火)

緑なる我が手指を見よ

我が前栽の浦島草。April25_003 April25_005

鳴子百合。

こちらは甘野老(あまどころ)。

April25_006_1

自慢かたがたご紹介まで。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年4月13日 (木)

いとをかし

その後の華鬘草です。April13_002 なんとも愛らしいではありませんか。

アップ画像もご覧ください。April13_006_2 可愛いハート♡が並んでいるようですね。

下は東を向いた文机から、窓のすぐ外に見える大輪の椿。

April13_008_1

そのさらに下、同じく窓の外の紅い椿。艶やかなる顔を太陽に向けているので後姿ですが。April13_009

何の躊躇いもなく、命の限りに咲いた、どれも愛おしい花たち。

花のようでありたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年4月12日 (水)

花発多風雨 人生足別離

 花発(ひら)けば風雨多し。人生別離足る。 于武陵

昼下がり、ようやく雨がやんだのを機に、駒沢公園までお散歩に。雨上がりは空気が清々しく透き通って、心まで晴れやかになります。

かのカントは散歩しながら思索に耽るのを日課にしていたそうですが、あれこれ思い巡らすには、家にじっとしているより、ひたすら散策がいいみたい。

我が庵から駒沢公園まで、片道約8キロくらいの道のりでしょうか。住宅街を歩きながら、百花繚乱のみずみずしいこの季節を満喫いたしました。

カメラを持たぬ、というよりは忘れた今日の散策ゆえ、途中見かけた花木を覚えている順に。染井吉野はあらかた終わり、葉桜となりつつあり。今を盛りと咲き競っていたのは、花海棠、蘇芳、紫木蓮、辛夷、山吹、八重桜、三椏、土佐水木、枳殻、金雀児。日当たりのよいところでは花水木も、すでに花を開いていました。

駒沢公園ではやはり桜。

 夜来風雨の声、花落つること知んぬ多少ぞ。 孟浩然

と案じていたけれど、淡い紅色が末期のはかなさ。花びらをはらはらと散らしながら、有終の美を飾っておりました。

もうすぐ藤や牡丹、躑躅や石楠花、薔薇も咲きだす頃。みずみずしい命の勢いにあふれたこの季節。会社や家でくすぶってばかりいてはもったいない。

満月の夜というのに空は雲で覆われているけれど、空気は澄み切って気持ちがいい。夜の散策、いかがでしょう。

昨夜は和歌三昧、今宵は漢詩に突入の丹生谷でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年4月 6日 (木)

いとをかし

April6_011

昨日5日は清明。今朝の東京はきらきらと透き通るように柔らかな陽射しが、いかにも春。佐保姫様が微笑んでいらっしゃるような陽気です。

我が庵の華鬘草です!April6_001 春の嵐にゆらゆらと揺れて、佳人を飾る瓔珞のよう。

躑躅。朝の陽の光を浴びて、固いつぼみが色濃く染まっています。

花の季節はあの花もこの花も、歌いだしたいほどに「いとをかし」ですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年3月27日 (月)

薫風自南来

「庭」と呼ぶ以外にどう呼んだものかわからないがゆえに、いたしかたなく「庭」と呼んでいるような我が庵の小さな小さな地面でも、生い茂る雑草との果てしなき戦いの季節がそろそろ始まります。

今朝は早起きして「雑草にもそれぞれ言い分はあろうが」と呟きながら、許しを請いながらの草取り。すると、すると!

march27_008あな嬉し、庭の片隅で、華鬘草(けまんそう)がすでにつぼみをつけているではありませんか。さてもいとおしきこと。

こちらはアップ画像でございます。march27_007 ご一緒に愛でてやってくださいまし。

こちらは春蘭。同じく片隅でひっそりと清楚な花を咲かせておりました。十数年前に吉野山の露店で購入した苗を鉢で育てておりましたが、六年前、この庵に移り住みし折、土に植えてからというもの、春ごとに可憐な姿で丹生谷を歓ばせてくれます。march27_004

冬の間、お手入れもせずにほおっておいたのに、こんなに美しい花やつぼみで、命の限りを尽くして報いてくれるなんて。花のけなげさ、心に沁みました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年3月26日 (日)

百花為誰開

本日のお花、お題は「春爛漫march26_004 」。

ストック、スィートピーやジョンキルの甘い香りがお部屋中に漂って、酔ってしまいそう。

乱れ咲いて花籠からあふれんばかり、という趣きに飾ってみました。

march26_006 march26_015 

march26_012

March 本日の盆略点前一式。春慶塗の花盆に牡丹の花の堆朱棗、お茶碗は九谷「百花繚乱」。

march26_018 香合は結び文に桜と幔幕。京焼です。結び文コレクションその二。

掛物は「百花為誰開(ひゃっかたがためにひらく)」の色紙にいたしました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年3月23日 (木)

春の黄昏

夕刻、田園調布界隈を散策。

白木蓮はどの木もまさに満開、息を呑む美しさです。

march23_008 march23_010 march23_011 march23_016

下はかつて我が庭としていた多摩川台公園で。

まあるく咲いた木瓜の可愛いったらない。

march23_023 march23_033

雪柳。なんてきれいなんでしょう。

march23_029

八重咲きの梅。濃き韓紅と薄紅と。

そして桜!march23_027 march23_021 march23_015 march23_012

まことに美しき春の黄昏時でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年3月11日 (土)

そして春

本日のお花。march11_003 お題は「そして春」。

march11_001

march11_007

この手法はもはや類型的、余りに能がないかしらとは思えども。

川口御前のお庭から届いた馬酔木ちゃん(下画像)ったら、まだまだこんなに元気なんですもの! 

march11_005

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年3月 9日 (木)

君ならで

君ならで誰にか見せん 梅の花 色をも香をも知る人ぞ知る                                          
                                   紀友則

梅の花を愛でんと駒沢公園へ。

風が運ぶ香りの誘うに任せ、たどりつけば、紅も白も薄紅色も、どれも満開。umekomazawa_001

咲き競う花を、まずはご覧くださいませ。

umekomazawa_011

なんというあでやかな濃き紅。umekomazawa_004

umekomazawa_006

左は白の枝垂れ梅。見事です。

下、山茱萸(さんしゅゆ)の黄が加わって、春の彩り。umekomazawa_007

umekomazawa_017

こちらは海棠。よく見ると小さなつぼみをつけています。画像をクリックすると拡大してご覧いただけます。

umekomazawa_018 藪椿。どうです、このつややかさ。

umekomazawa_023
緋寒桜。ふっくらとしたつぼみの愛らしいこと。

冬の間眠っていた木々は、春、大地から命の水をとくとくと吸い上げて、枝という枝の先まで命の力をみなぎらせています。

桜も欅も銀杏も、吹き出す命の勢いで、梢にふんわりと柔らかな薄紅色のもやがかかったようでした。

umekomazawa_019 umekomazawa_020

山茱萸umekomazawa_021。白梅。   そして紅梅。こともなげに咲く花の、げに可憐にして妖艶なること。造物主は偉大なる哉。

最後におまけ、ご近所で発見した椎の実です。ころころとなんとも愛くるしいではありませんか。umekomazawa_024

春の歓び、あなたならで誰にお伝えしましょうぞ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年3月 4日 (土)

春の香り

その後のmarch3_007馬酔木と

march3_013 沈丁花。どちらも満開です。

march3_008上巳の節句の桃と菜の花。

march3_012

白百合の君にいただいた「春の野」の花。

march3_010 白い水仙。

march3_011 スイートピー。

どこもかしこも家中に甘い春の香りが漂っております。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年2月28日 (火)

速報!

feb27_004我が庵の紅梅「なにはづ」がついに開花!

東向きの窓に向かう丹生谷の文机から眺めた図。

紅色のまぁるいつぼみを枝いっぱいにつけて、ふふっ、愛くるしいったらない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年2月26日 (日)

いとおしき花たち

川口御前より賜わりし

feb26_006 白梅

feb26_003 馬酔木

feb26_008 そして沈丁花。

木の不思議、花の不思議、命の不思議。

川口御前にも、春をもたらす自然にも、天地をつかさどる神々にも深く感謝。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年2月25日 (土)

花ぐわし

feb25_027 feb25_025お玄関も

feb25_013 お家の中もfeb25_020

feb25_022 feb25_015 春の香りで

いっぱいです!

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2006年2月23日 (木)

春の夜

feb23_012 春の夜の闇はあやなし梅の花色こそ見えね香やはかくるる
                                     凡河内躬恒

田園調布宝来公園の白梅。ようやく咲き初めたばかりですのに辺りいっぱいに香りを漂わせていました。 あなたにも芳しい春の香りをお届けいたします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年1月30日 (月)

春♡春♡春

PICT0041 PICT0050

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年1月28日 (土)

春の息吹

PICT0013 PICT0014紅梅、銘「なにはづ」。右はご近所の沈丁花。白。

それぞれに固いつぼみを解く日を待ちわびています。(画像をクリックしてふくらんだつぼみをご確認ください!)PICT0016

お部屋には水仙と菜の花。今日のお題は「春の息吹」。

柔らかな陽射しが春の訪れの間近いことを知らせてくれた今日。明日は春節、旧正月。そわそわ♡わくわくの季節ももうすぐです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年1月11日 (水)

春を待つ心

flower_003本日のお花、お題は「春を待つ心」。

お玄関には、お庭に咲いた侘び助の開花とつぼみを取り混ぜて、黄色い沖縄ガラスのきらきらと光る花入からこぼれんばかりに。

食卓には、固いつぼみを解いたチューリップと小さなつぼみをいっぱいにつけた雪柳を、雪解けの水を湛えたようなボヘミアングラスのシャンパンクーラーに。

お部屋の隅には、のどやかな曲線が美しい、薄紅色のアンティークのベネチアンガラスの花入に、淡いピーチピンクのスイートピーをふんだんに盛り入れて。

そして床と見立てている飾り棚には、青磁の杯洗に清げに香る水仙をすっきりと立てて。

こうして春の花に囲まれていると、どこからか春の足音が聞こえてきそう。歩き始めたみぃちゃんさながらに春が待ち遠しい丹生谷です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年12月15日 (木)

人を待つ花

gift
今日は3ヶ月毎の通院治療日。かなり痛い注射を打たれ、東林間の病院から夕刻には帰宅の予定。

帰宅する頃、逢魔が時の東の空にはおそらく満月が昇り、ドアを開ければ、昨夜上総の歌姫より贈られし愛らしいお花が、いっぱいの笑顔で待っていてくれると想像すると心が華やぎます。

歌姫に感謝。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年11月 7日 (月)

そして冬

PICT0002 昨夜の雨で凍えているのでは、と案じておりましたが、冬立ちし今日、かすかにつぼみを開きました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)